あのはなし。どこか覚えている香りと感覚。
たしか、多分の記憶の底にねむるあらすじ。
童話のワンシーンを抜き取った絵を集めました。

お話は全部で9つ。
今回は全てグリム童話です。
あまり知られてはいないけれど可笑しなお話も多いので私なりに選んでみました。
お話のざっくりした内容も私なりに書いてみましたのでそれを添えておきます。
是非読んでまた絵を眺めていただけると、違う見え方になるかと思います。

お話は一覧の下からはじまります。
お楽しみください。

 

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ブレーメンのおかかえ楽隊

ブレーメンのおかかえ楽隊

 

年寄りロバはお役御免の気配を嗅ぎ取って家を出た
ブレーメンでのお抱え楽隊になれるかもしれないし
ブレーメンへ行くことに。
歩いて行くと、家から逃げ出したお年寄りの猟犬が、
1匹道に転がっていた。
ブレーメンへ行くことを誘い、同行することに。
また歩いて行くとくたびれた猫のおばあさんに出会う。
猫をブレーメンへ誘い、行くことに。
進むとおんどりに出会う。
ご飯にされそうになっていたので一緒にブレーメンへ。

進む4匹。進み進みブレーメンへ向かう。
気がつけば夜になり道は森になっていた。
森の奥には家があり明かりが灯っている。

静かに耳を澄ましていると、どうやら強盗たちらしい。
家でご馳走を食べている姿を盗み見てひもじい4匹は奪取してやろうと企む。
死ぬことを思えば何だってできる者たちが集まると怖い。

ろば、いぬ、ねこ、にわとりの順にシルエットで化け物ちっくに変身。
驚き慄き家をでていく強盗たち。
一応家に戻ろうとしたのだが、4匹それぞれに暗闇で攻撃される。
強盗たちがいなくなった家で4匹は末長く暮らしたとさ。

ブレーメン行ってない・・・・!!
音楽隊にもなってない・・・・・・・・!!!!

end.


白はと



 

王国に生えている、大きな梨の木の実の見張りを
命じられる3兄弟。
兄弟は上から出来がいい。
出来がいい順に梨の木の見張りを命じる王。
梨の木はなぜか実が熟しきると見張りは眠くなり、
目がさめると梨の実がすべてなくなっている。恐怖。

1番目の兄、2番目の兄どちらも撃沈おねむ。
3番目の息子はなぜかうまく眠気を追っ払いつつ見張りをする。
どうしてだ。
梨泥棒は白い鳩と発覚し、追いかける途中で
ねずみ色の一寸法師に出会い
「神さまのおめぐみがありますように!」とシャウトする3番目
一寸法師、負けない。
「そのセリフのおかげで救われた」ようなことを喋りだす。
まともな登場人物がいない。

石の隙間に入っていった鳩をおいかけると、
蜘蛛の巣にひっかかった白鳩が。
白鳩は蜘蛛の巣つきやぶり姫に変身(豪快)

結婚して国をおさめて幸せになった気もする。

end.

 


猫とねずみとお友だち


猫とねずみとお友だち

 

不穏な組み合わせのタイトルからはじまる。

はつかねずみと友人になる猫。猫はねずみを褒め称えて
持ち上げて一緒に暮らすことに。
二人は冬に向けての支度をしようと話し合う。
冬の蓄えとしてフェット(油?)のツボを購入し、
教会にしまうことにした。

だがいくらもたたないうちに
「フェットたべてぇ・・・・」となる猫。
猫「名付け親になってほしいとたのまれたのでちょっといってくるね」
ねずみ「あぁ、いいともいいとも」
そしてフェットをこっそりつまんで帰ってくるも名付けの名を聞かれてしまい、
適当すぎる名前を伝える。
フェットたべてぇたべてぇ猫は、また「名付けに行ってくる」と
理由をつけて出かけて食べてくる。

またねずみに名はなににしたのか、と聞かれる。
そしてまたおかしな名前を伝える。
この繰り返しを数度繰り返し、フェット壺は空になってしまう。

ひとの良いはつかねずみもさすがに不穏に思い問い詰める。
その後の展開はまぁそれなりに。

同棲は相性というものがあるものだと思う。
ねずみがいい人すぎてかわいいのと猫が極悪でかわいい。
弱肉強食。

end.


おくさま狐のご婚礼


おくさま狐のご婚礼

 

王お金持ちの夫婦
夫は妻を疑って死んだふり
妻は悲しむふりをしながら
夫候補を選り好み

超たのしい

メイドの猫は淡々と夫候補に対処
お眼鏡に叶う人が現れたので
婚礼式をすることに(九尾が好み)
死んだふりの夫元気に激怒

妻もメイドもなにもかも
家から放り出しておしまい

end.


小兎のおよめさん

小兎のおよめさん

母と娘がつくったみごとな畑に小兎がやってきて、
冬になるとキャベツを全部食べてしまう(畜生め)。
小兎をを追っ払っておいで、と娘にいう母に
娘は追い払おうとがんばる。

小兎「あたいのかわいいしっぽにのってあたいのおうちへおいで」
と、喋りだす。
すごくイラッとくる。
しかも3日連続で食べに来るずうずうしさ。小兎憎い。

追い払うのも疲れて言う通りしっぽに乗ってみたら
小兎の家まで連れて行かれて結婚だ!結婚だ!と騒がれる。

婚礼の式にくるお客にだす青キャベツと黍料理を
なぜか作れと言われる始末
小兎はお客と楽しんでいる。

「なんやこれ・・・・・・・」状態の娘。

めそめそしながらも家に帰ることを決意(むしろなぜ今ここにいるのだ)
藁人形の自分を作ってその場を去る。

知らずに小兎「さぁさ!はじまりだ!」と盛り上がりながら嫁を叩くと
嫁は藁人形にすり替わっていた。
小兎は悲しくてしかたありませんでした、とのことだが

小兎、君はおかしいぞ。

end.


黄金のがちょう


黄金のがちょう

 

3人兄弟のおはなし。
まず上の兄から順番に木を伐りに行くことに。
伐採時の食べ物と飲み物は上二人は豪華、
下の弟は貧素という母の贔屓が出ている。
森へはいるとねずみ色の一寸法師のじいさん登場
(またネズミ色か・・・・)
「食べ物わけておくれ」とお願いするが断る兄。
伐採失敗して斧が腕に喰いこむ事態に(こわい)
2番目の兄も失敗して斧がすねに喰いこむ事態(こわい)

とうさんはやさしく下の弟に危ないから
森へいかなくていいよというが
下の弟がんばって貧素な食べ物もって伐採へ。
(ヘンゼルとグレーテルも両親の対応がこのパターン)

そして下の弟はねずみ色の一寸法師とは一緒に貧素な飲み物と食べ物をたべたのでした
食べ物もらえたのでいいことあるからあの木をきるといいよ、と言われ、
切ると中に黄金のガチョウが鎮座。
黄金のガチョウを小脇に抱えていると続々とガチョウが磁石のようになり7人が繋がってしまった。
そのまま「王女を笑わせたら嫁にしてやる宣言」をしている城へ乱入。
王女は大笑いするが王は下の弟が気に食わず無理難題を結婚の条件に出しだす。
そこへねずみ色の一寸法師のじいさんが登場して全てをクリアに。
下の弟は王女と無事結婚し、王となり幸せに暮らしましたとさ。

ガチョウどこいった。

end.


蜂の女王


蜂の女王

 

王子3人旅物語。
旅の途中「蟻の塔」を見つけ、上の兄たちが
ほじくり返そうとするのを下の弟が阻止。
湖については鴨を殺そうとするのを下の弟が阻止。
蜂の巣をみつけては蜂を殺して蜜を食べようとするのを
下の弟が阻止。
慈愛の心のかけらもない上二人。
そしてどこかの城に到着するが生き物は全て石化済み。
嫌な予感しかしない。

一人動いているねずみ色の小人から
石化を解除する方法を提示されるのでチャレンジする3兄弟。
チャレンジしすぎ。
まずひとつめは、森の中の苔の下に隠してある真珠1000粒みつけてこい、
という無理難題で、
上二人はチャレンジ失敗で綺麗に石化。

下の弟は困って泣いていると、旅の途中で助けた蟻の王が手伝ってくれ1000粒発見
ふたつめは、姫の寝室の鍵を海から取ってくるというまた広範囲すぎる難問
そこへまた助けた鴨たちが鍵をとってきてくれる
みっつめは眠っている3つ子の王女(一卵生)の中から一番下の王女を探し出せ、とのこと。
寝る前にめいめいちがった甘いものを食べているとかいうヒントが出るのだが
寝る前に甘いものたべないほうがいいよ。
で、蜂蜜を食べた一番したの王女を蜂の女王が見つけだして解決。
城の石化は無事解かれた

そして3兄弟は3姉妹の王女と結婚して幸せになったとのこと。
上の王子たちたなぼたすぎる。

end.


蛙の王子

蛙の王子

 

とある王様の3人のお姫さま。
お城に庭には透き通った水の井戸がありました。
その水を飲もうとするのだが、濁っていて飲めない。

そして蛙登場。
蛙「嫁になるなら水きれいにしちゃるけどね。どうする?」
姫1「きったねぇ蛙と結婚なんてあほらしい」
姫2「頭が高いぞ」
姫3「いいわよ。だからはよきれいなお水ちょうだいな」
そしてきれいなお水をもらうことに。

その夜に部屋の扉がごそごそとひっかくような音がする。
蛙「水あげたし嫁になってくれよう」
姫3「マジで来た。しょうがないなぁ。約束したし戸はあけてあげましょう」
すると蛙は姫3の寝床の裾のほうでぺちゃりとおとなしくしていました。
ちょっとかわいい。姫3もなんだか優しい。
朝がくると蛙は部屋を出て行きました。
それを次の日も繰り返し、3日目も蛙はやってきました。
3日目は姫3の枕の下へ潜り込みました。
姫3は気にせずぐうぐうすやすや眠りました。
あくる朝、姫3が目をさますと美しい若い王子が立っていた。
話を聞くと魔法をかけられていて蛙になっていたとのこと。
嫁になる約束をしてくれたので魔法が解けたらしい。

魔法解除の条件がかなりアバウトな気がする。
姫3は王子と結婚して幸せになりました。
姫1と姫2は、蛙の嫁になっておけばよかった・・・・!!!!と後悔。
とはいうものの一種の賭けに近いがするぞ。

運が良かっただけの話だこれは。

end.

 

赤ずきん

赤ずきん
 

赤いびろうどの頭巾をかぶった、
小さな愛くるしい女の子は、
おばあさんの見舞いに行くことに。
大きな上等なお菓子を一つ、ぶどう酒が一つ。
なかなかファンキー。

おばあさんのお家は、村から三十分ぐらいかかる
森の中にあるというが、そこへ女の子一人・お使いへ出す母。まじか。
そして安定のナンパ師、狼登場。
寄り道をしたくなる小ネタを挟んだ小話を
延々とする狼。

赤ずきんが寄り道しているうちに、おばあさんの家に先に到着する狼。
おばあさんを一口で丸呑み、という大胆さ。喉、どんだけ広がるの?
そしておばあさんの、ふりをする狼(どうしてバレないと思っているんだろう)

赤ずきんはようやくおばあさんのおうちへ到着。
おばあさんの外見に、いちいちケチをつけはじめる。
赤ずきんけっこう心臓に毛生えてる。
しつこい赤ずきんをまた丸呑みの狼。蛇かな?
そして登場狩人。狩人だが、ハサミにて対処。
腹を裂かれても起きない狼。心臓に毛が生えているのかゾンビなのか。
腹の中から、赤ずきんとおばあさんを救いだして、代わりに石を詰めて腹を閉じた。
起きた狼驚いて逃げるも腹の石が重すぎて倒れて絶命。

その後無事にお見舞いを完了しておうちへ帰りました、とさ。

end.

 


 

 

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