3pig

3ひきのこぶた
Three Little Pigs

母さん豚は三匹の子豚たちを自活させるために、外の世界に送り出す。
(ここにうちの息子は悲鳴をあげていた
一番目の子豚はわらで家を建てるが、狼がわらの家をさらっと吹き飛ばし、
子豚を食べてしまう。
(ぺろり

二番目の子豚は木の枝で家を建てるが、やはり狼との同様のやり取りの末にさらっと破壊。
結果、一番目の子豚と同じ運命を辿る。
(ぺろり

三番目の子豚はレンガで家を建てる。
狼はいくら息を吹き付けても、レンガの家を吹き飛ばすことはできなかった。
狼は三番目の子豚を家の外におびき出そうとたくらむが、子豚は常に狼の裏をかく。
(三男、超ずるがしこい

最後に狼は煙突から忍び込もうとするが、三番目の子豚が用意した煮えたぎる鍋一杯の熱湯に飛び込んでしまう。
釜茹でにされ死んだ狼を子豚は料理すると、そのまま食べてしまう。
(ぺろり

私が息子に読んであげたもの、昔自分が読んだ本を思い返すと、
子豚たちはみんな、食べられてはおらず、
3匹ともレンガの家に逃げ込みオオカミを撃退して終わり、という流れだった。
基本ぺろりだったのね、というのは大人になって知った話。

だがしかし、
この3匹、もし助かったとしても別の獣にまた襲われる。

なぜならブタだから。
おいしそうだから。

なので自衛手段を覚えないといけない。自分の身は自分で守らねばならないものだ。
しかも3兄弟無事だという。力を合わせて生き延びなければ。
なんと感動的でしょう。

そしてブタの3兄弟は、オオカミを軽く猟る事ができるようになりました。
斧もある。銃もある。体格も力もある。
時々、襲いくる獣を退治しながら悠々自適に暮らしていく3匹でした。
時間が経過してるので子豚は卒業だよ。
もう、大人のブタです。
そんな3匹の一日のワンシーンを抜き取りました。

ちなみにこの絵は成人男性に一番人気だったような気がします。
何か現実が紛れ込んでいるのだろうか。

henzel_350